お子さまの「お薬飲めない」を解決!

はじめに

保護者の皆さま、毎日のお子さまの看病、本当にお疲れ様です。 「お薬を飲んでくれない」という悩みは、多くのパパ・ママが経験する最大の壁の一つです。 このガイドでは、薬剤師の知見に基づいた「科学的に正しい飲ませ方」と「心の持ち方」をご紹介します。

💡 このガイドのポイント
  • すべてのお薬に通じる「基本ルール」
  • 年齢別の「飲ませ方テクニック」
  • パパ・ママの心を軽くする「考え方」

1. 絶対に知っておきたい基本原則

原則は「水」か「ぬるま湯」

お薬の効果を最大限に発揮させるには、水が一番です。特に抗生物質は、十分な水で飲むことで吸収が良くなります。

「食後」にこだわらない

食後だと満腹で吐いてしまうことがあります。多くの小児用薬は空腹時でも大丈夫。まずは「飲めるタイミング」で飲ませてみましょう。

【最重要】酸っぱいものは要注意!

オレンジジュース、ヨーグルト、スポーツドリンクなどの「酸性」の飲み物は、 一部の抗生物質(クラリス、ジスロマックなど)のコーティングを溶かし、耐え難い苦味を引き出してしまうことがあります。

→ 「味方」はチョコアイスやココアなど、油脂分を含んだ甘いものです!

2. 年齢別・実践テクニック

乳児期(~1歳頃)

💧 スポイト法

少量の水で溶いた薬をスポイトで吸い、頬の内側に沿って少しずつ流し込みます。喉の奥に直接入れるとむせるので注意。


🍡 お薬団子法

少量の水で薬を練ってペースト状(団子)にし、清潔な指で上あごや頬の内側に塗りつけます。すぐにミルクや水を含ませて完了!

幼児期(1歳~)

🥪 サンドイッチ法

スプーンにゼリーやアイスを乗せ、その上に薬、さらにゼリーで蓋をします。 「混ぜる」のではなく「挟んで隠す」ことで、舌に薬が触れず、味を感じにくくなります。


🍫 色の濃いもので隠す

薬の色(ピンクやオレンジ)を見て嫌がる場合は、チョコアイスなど色の濃い食品に混ぜて視覚的に分からなくしましょう。

4~5歳頃~

🏆 「おとな飲み」への挑戦

「お兄さん・お姉さんになったから、水だけで飲んでみる?」と誘ってみましょう。 小さなラムネで練習するのもおすすめです。飲めたら盛大に褒めてあげてください!

保護者の皆さまへ

「8割飲めれば大丈夫」

一滴残らず飲ませようと必死にならなくて大丈夫。多少こぼれても、だいたい体内に入れば効果は期待できます。 完璧を目指さず、親子の笑顔を守ることを優先しましょう。

魔法の言葉は「すごいね!」

薬を飲めたら、ハグをして「すごい!」「かっこいい!」と褒めちぎってください。 大好きなパパ・ママに褒められることが、子どもにとって一番の薬になります。